初心者ですが、愛犬の首輪(リード不可)を本革で作りました。
改善する点はあちこちにありますが、本革を使っていることによってなんとなく高級感があるように見えます。
また、本革の首輪はわんこの肌にも刺激が少く良いそうです。※牛アレルギーのある子は注意が必要です。
今は100均でも多少の工具や金具が手に入るので、端革さえあればこれ(↑)くらいのものならお安く簡単に作ることが出来ます。
しかし、ちゃんとしたものを作ろうと思うなら、そして今後も作る予定があるのなら、正規の工具を揃えたほうが良いのかも。
たとえば今回は「ハトメ抜き」を使ったのですが、安価なものだと切れ味が悪くキレイな穴が開かないことがあります。
今日は写真の首輪の作り方をまとめてみました。
必要な革のサイズ
材料を準備する前に、犬の首周りを測ります。
首輪は装着した状態で指が2本入るくらいが理想と言われているので、犬の首に紐をくるりと巻いて、指を入れて計りました。
ベルトの余り部分や尾錠に取り付ける部分も考慮して、犬の首周り×1.3くらいが妥当かと思います。
また、首輪の太さは太すぎると犬の行動の邪魔になり、細すぎると毛に埋もれて見えなくなるので、その子に取ってちょうど良い太さを考える必要があります。
うちの子は5キロのミニチュアダックスで首周りが約28cm。約35cm×1cmの革を用意しました。
革を入手する
最近は手作りブームが続いているので、レザークラフトも身近になりました。
手芸センターやハンズなどでもさまざまな工具や端革、キット商品も売られています。
「革」と聞くと高そうに思いますが、カット売りされている商品もありますし、端革ならお手ごろ価格で入手可能です。
ただし、必要なサイズがあることを確認しておかなければなりません。
セットで売られている端革は安いですが、小さな端革ばかりなこともあるので注意が必要です。
また、革にも種類があるので、仕上がりに求める質感などにより選ぶ必要があります。
- 傷が付きにくく、多少の水濡れにも耐性を考えるならクロームなめし革。
薬品でなめされた革なので、ヌメ革よりも安く手に入ります。
やわらかく伸縮性もあるので、初めから使いやすいものが出来るかと思います。
しかし、傷がつきにくく濡れにくいので、染色や刻印による名入れはできません。 - 高級感と経年劣化を楽しみたいならタンニンなめし革。(ヌメ革)
クロームなめし革より高価ですが、端を磨いてぴかぴかにしたり、刻印で名前を入れることができます。
また、経年劣化による色の変化は、愛犬の成長とともに育ってきたという満足感が得られると思います。
使い始めは硬いですが、使用するうちに馴染んでやわらかくなります。
そして、革は布と違って厚みの選択肢があります。
私が使ったのは1.5mm厚。丈夫な首輪は二枚の革を貼りあわせて使うようですが、犬観察をつけるだけの軽い首輪を作りたかったので、ヌメ革1枚で裏を磨いて使用しました。
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新品価格 |
金具
金具は1cm幅の尾錠を一個使用しました。時計などのアクセサリー用なので、リードをつける用の首輪には少し弱いかもしれません。
クダ尾錠という金具の方が丈夫なようです。
また、リードをつける場合は犬カンもあると良いでしょう。
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必要な工具
工具は下記のものを使用しました。
- 針(2本)
- 糸(少々)
- ハトメ抜き8号
- 菱目打ち4本目(3mm幅)
- ボンド
- 木槌
- ゴム板
- ヤスリ
- カッター
- コバ処理剤(トコノール)
- ヘリ磨き
- 古布
- 菱ギリ
- 爪楊枝
※マンションなど集合住宅の場合、木槌でこんこん叩く作業が騒音となったりします。
写真の首輪は縫うところが短いので、菱目打ちは跡だけつけて菱ギリで穴を開けるのも可。
なので、菱目打ちなしで手芸用のルレット(100均でも売っている)を利用するのも良いかと思います。
作り方
1、材料の準備
2、尾錠のピンを刺す穴を開ける。
尾錠抜きを使うときれいですが、ハトメ抜きで穴を二つ開け、穴と穴をつなぎました。
3、2で開けた穴を、トコノールをつけた爪楊枝で磨いて形を整えます。
4、革を尾錠に差込み、3で磨いた穴にピンを通して折ります。
差し込む向きに注意!
5、裏側をボンドでとめて、ふちを縫います。
縫った画像がありませんが、折りたたんだ端です。
6、革の反対側は角を落としてヤスリで滑らかに削り、トコノールを塗って磨きます。
7、ベルト穴をハトメ抜きで開けます。
…ずれました!
8、革の床面(裏側)とコバ(端)をトコノールで磨いて完成!
観察札を通して、犬の首につけました。
毛に隠れてしまいますが・・・うちの子は黒いので、赤が映えます。
また後日、画像を追加したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!